【11月17日 AFP】男子テニス、ATPワールドツアー・ファイナル(ATP World Tour Finals 2015)は16日、2日目が行われ、大会第5シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は6-3、6-2で第4シードのスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)に快勝した。

 キャリア最悪のシーズンを送っていたナダルは、全仏オープンテニス(French Open 2015)覇者のワウリンカを圧倒すると、復活劇はまだ終わっていないことを証明した。

 四大大会(グランドスラム)通算14勝のナダルは長引く故障が影響し、全仏では準々決勝でノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)に敗れて連覇を阻まれると、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2015)と全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2015)でも、早期敗退を喫する衝撃に見舞われていた。

 29歳のナダルは今年、キャリア最低のシーズン19敗を記録しており、2005年以降では自己ワーストとなる世界ランク10位まで沈んだ時期もあった。

 不振にあえぐナダルとは対照的に、世界ランク4位のワウリンカは2回目のグランドスラム制覇などツアー4勝を挙げるキャリア最高のシーズンを過ごしており、ツアー・ファイナルでも初の決勝進出を目指している。

 30歳のワウリンカは、直近4試合で3個目の白星を挙げているナダルに対し、最初のゲームをブレークする完璧な立ち上がりをみせた。しかし、これがナダルの闘志に火をつけるきっかけとなった。

 ナダルは次のゲームでブレークバックに成功。さらに、7分近くに及ぶ長丁場で、ワウリンカが消耗した第8ゲームでも相手のサーブをブレークし、第1セットを先取した。

 ツアー・ファイナルは、ナダルが輝かしいキャリアでタイトルを逃している数少ない大会の一つとなっており、今週優勝を果たせば、不本意なシーズンを送っている同選手にとってはせめてもの救いとなるだろう。

 ワウリンカが犯した35個のアンフォーストエラーにも助けられ、ナダルは第2セットで2回のブレークに成功し、勝利を手にした。

 ナダルは、「戻ってこられて、とてもうれしい。昨年は大変なシーズンだった」とコメントした。

「好スタートが切れて、すごくハッピーだ。自信をつけるために重要なものになる」

「自分のテニスを向上させるモチベーションになるよ」

(c)AFP/Steven GRIFFITHS