母国の惨劇に胸痛めるオジェ、ウェールズ・ラリー制し今季締めくくる
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【11月16日 AFP】世界ラリー選手権(WRC 2015)最終戦のウェールズ・ラリー(Wales Rally GB 2015)は15日、最終日が行われ、すでに総合3連覇を決めていたフォルクスワーゲン(Volkswagen)のセバスチャン・オジェ(Sebastien Ogier、フランス)が、圧巻のシーズンを締めくくった。
シトロエン(Citroen)のクリス・ミーク(Kris Meeke、英国)に26.0秒差、同じくフォルクスワーゲンのアンドレアス・ミケルセン(Andreas Mikkelsen、ノルウェー)に36.2秒差をつけて優勝したオジェは、母国で起きた連続襲撃事件に触れ、「スポーツ選手として、こういう形でシーズンを締めくくれるのはうれしいけど、今週は心ここにあらずだったんだ」と述べた。
「フランスでの惨劇を受けて、続けるのは困難だった。僕らの心はみんなと共にある。この勝利が少しでも人々の心を動かせればと思うし、こういう状況でも、もっと強くならなきゃいけないことを示したかった」
シーズン8勝を挙げた31歳のオジェは、WRCで通算32勝目を飾り、チームも首位でシーズンを締めくくった。
最終戦でミークが2位、マッズ・オストベルグ(Mads Ostberg、ノルウェー)が7位に入賞したシトロエンは、チームランキングで2位に入り、ヒュンダイ(Hyundai)を3位に抑えた。
ミークは、「優勝はできないと分かっていた。オジェが全てを手中に収めていたからね。でも、ラリーで『自身』初の表彰台に上がれて非常に満足している」とコメントした。
オジェのチームメートであるヤリマティ・ラトバラ(Jari-Matti Latvala、フィンランド)は、15日に4つのステージで勝利したものの、13日の悪天候で14日に技術的な問題に見舞われ、上位に入賞することはできなかった。
それでも、最後のパワーステージでボーナスポイントを獲得したラトバラは、ドライバーランキングで2位に入っている。
オジェは、ウェールズ・ラリー3連覇を飾り、セバスチャン・ローブ(Sebastien Loeb)氏の記録に並んだ。(c)AFP