襲撃事件に遭遇した独代表、スタジアムで夜を明かし帰国の途に
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■「悪夢に終わった」親善試合
フランクフルトに到着したビアホフ氏は、「もちろん、無事に戻ってこられたのはうれしいが、今は皆、親族や犠牲者のことを思っている」と話した。
「チームはかなり動揺している。だから今日はオフにすることを決めた。自宅に戻り、愛する家族と一緒に過ごしてもらうためにね」
ビアホフ氏はまた、17日のオランダ戦までにチームはプレーできる状態に戻れるのかと問われると、「試合はあるが、もちろん内部で話し合うつもりだ」と答えた。
ドイツサッカー連盟(DFB)は公式ウェブサイトに声明を掲載し、事件に大きなショックを受けているとコメントしている。
「われわれは親善試合でサッカーをするため、そしてファンとともに素敵な夜を味わうためにパリへ向かった。スタッド・ド・フランスでの試合を楽しみにしていた。それが悪夢に終わってしまった」
「脳裏に焼き付いた光景は、しばらく離れないだろう。そのことを一晩中、スタジアムで何度も考えた。私たちはこう自問していた。なぜこんなことになった?こんな残酷なことが起きていいのか?」
「いろいろな答えに行きついたが、どれも、今回の卑劣な襲撃の理由を説明してくれるものではなかった」
(c)AFP