ベッカム氏が慈善試合で親子共演、ジダン氏とビエラ氏は参加辞退
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【11月15日 AFP】英マンチェスター(Manchester)で14日、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)などでプレーしたデビッド・ベッカム(David Beckham)氏の呼びかけで実現した国連児童基金(UNICEF)支援の慈善試合が行われた。
今回の慈善試合は、ユナイテッドの本拠地オールド・トラフォード(Old Trafford)で、英国&アイルランド選抜対世界選抜の形式で行われた。
試合はベッカム氏が主将を務め、息子のブルックリン(Brooklyn Beckham)君が出場し、さらに元マンチェスター・ユナイテッドの指揮官アレックス・ファーガソン(Alex Ferguson)氏が率いた英国&アイルランド選抜が3-1で勝利している。
そして、世界選抜として出場予定だった元フランス代表のジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)氏とパトリック・ビエラ(Patrick Vieira)氏は、パリ(Paris)で連続襲撃事件が発生したため、出場を辞退した。
その一方で、元フランス代表のミカエル・シルヴェストル(Mikael Silvestre)氏、ロベール・ピレス(Robert Pires)氏は、世界選抜の一員としてプレーしている。
パリで起きた襲撃事件では、少なくとも129人が犠牲となり、フランス対ドイツの国際親善試合が行われた会場のスタッド・ド・フランス(Stade de France)でも、近くで爆発音が鳴り響いていた。その後、スタジアムの外で犠牲者が出たことが確認されている。
ベッカム氏は、「昨晩のニュースがあったので、(開催できるかどうか)少し不安だった」と語っている。
「映像を見て大きな衝撃を受けたけれど、悲しいことに、今ではこういう出来事が世界中で起きている。それでも、ああいった場面を見るのは心が痛む」
サッカーフランス代表は、1998年にスタッド・ド・フランスで行われた決勝で勝利を収め、母国開催のW杯制覇を果たしており、ジダン氏とビエラ氏は、その偉大なチームの一員だった。