【11月13日 AFP】ミャンマーで8日に投票が行われた総選挙は13日、連邦選挙管理委員会の公式集計結果が発表され、アウン・サン・スー・チー(Aung San Suu Kyi)氏(70)率いる最大野党、国民民主連盟(NLD)が勝利した。NLDは議会の過半数を占めた。

 1990年以来初めてNLDが参加した総選挙の投票率は高く、結果、NLDは確定議席の8割以上を押さえた。全ての開票結果が出ていない段階でも、NLDはすでに348議席を獲得しており、政権奪取に必要な改選議席の3分の2を超えている。

 これにより軍政からの歴史的な政権移行、NLDによる政府発足および大統領選出へと続く道が開かれた。50年にわたって軍事政権が支配してきたミャンマーの政治情勢に、NLDによる劇的な変化が期待される。(c)AFP