【11月12日 AFP】米西部ワシントン(Washington)州シアトル(Seattle)のパイクプレース・マーケット(Pike Place Market)にある観光名所にもなっていた「ガムの壁(Gum Wall)」で、約20年ぶりとなる清掃が10日から始まった。

 この壁は、1991年に近くにある劇場の客たちが、かみ終わったガムをくっつけたのをきっかけに、ガムの捨て場所を求める通行人たちが張り付けていくようになったもの。色とりどりのガムが張られた壁はシアトルの主要観光名所になっていたが、もはやガムをくっつけるスペースはなく、夏場にはガムが地面に落ちたり悪臭を放ったりしたため、清掃することに決めたという。

 壁では作業員3人が10日から、100万個を超えるガムのかみかすを高圧のスチームクリーナーで剥がす3日間の作業にとりかかっている。

 清掃が終わった後も、壁の一部は新たな「ガムの壁」用スペースとして確保されるという。(c)AFP