【11月12日 AFP】昨季の世界フィギュアスケート選手権(ISU World Figure Skating Championships 2015)でアイスダンスを制したフランスのガブリエラ・パパダキス(Gabriella Papadakis)/ギヨーム・シゼロン(Guillaume Cizeron)組が、グランプリ(GP)シリーズ第4戦のエリック・ボンパール杯(Trophee Eric Bompard 2015)を欠場することが決まった。練習中に脳振とうを起こしたパパダキスに、新たな懸念が生じたためだという。

 8月のトレーニング中に頭部を氷に打ち付けたパパダキスは、パニック発作やうつ病、記憶障害、失読症に苦しんでいるという。

 カナダのモントリオール(Montreal)を拠点とする20歳のパパダキスは、頭部外傷に苦しむ軍隊関係者のために開発された治療を受けている。

 パパダキス/シゼロン組は、エリック・ボンパール杯とともに、今月27日から29日に長野で開催されるGPシリーズ今季最終戦(第6戦)のNHK杯(NHK Trophy 2015)も欠場する予定となっている。(c)AFP