【11月12日 AFP】国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ(Thomas Bach)会長は11日、ロシアのドーピング・スキャンダルは「残念で衝撃的だ」と述べるとともに、国際陸上競技連盟(IAAF)のセバスチャン・コー(Sebastian Coe)会長こそが、陸上競技界を一掃する人物だと語った。

 世界反ドーピング機関(WADA)がロシアの「国家ぐるみのドーピング」について報告書をまとめ、同国の陸上選手は国際大会での出場停止処分に直面している。

 ドーピング検査の陽性反応を表沙汰にしないため、役員らが選手に大金を要求していたとの疑惑に対しバッハ会長は、「残念であり、衝撃的な報告だ」と語った。

「こういったことを想像していなかった。(ドーピング検査の)結果を操るために選手に金を求めたのだろう」

 IAAFは13日にモナコで行われる会合で、WADAの勧告に従いロシアの陸上選手に世界規模での出場停止処分を下すこともあり得る。

 来年のリオデジャネイロ五輪開幕まで1年を切るなか、バッハ会長は就任間もないIAAFのコー会長こそ、陸上界を浄化するのに適した人物だと続けた。

「セバスチャン・コーと彼のチームが浄化に必要なことを実行してくれると信頼している。IAAFは金曜日(13日)にその決断について発表する」

「メダルは剥奪され、再分配されることになる。選手や役員はIAAFから制裁を受け、追放されることになるだろう」

「(2012年の)ロンドン五輪の出場無資格者やその他の五輪での反ドーピング規則違反者は失格となり、そのメダルは没収され、他の選手へ配分される」

(c)AFP