【11月8日 AFP】米カリフォルニア(California)州沿岸の沖合で7日に行われたミサイル発射実験が、ソーシャルメディア上で話題となったり、UFOを見たと信じる住民らが出たりするなどして、騒ぎとなった。

 ソーシャルメディアには、謎の明るい光が夜空を照らす動画や画像の投稿が相次ぎ、ツイッター(Twitter)にはハッシュタグ「#Navy」や「#comet」、「#UFO」が流れた。あるユーザーは「ロサンゼルス(Los Angeles)にUFO出現。とても興奮している。準備はできている」とツイッターに投稿した。

 地元紙サンディエゴ・ユニオン・トリビューン(San Diego Union-Tribune)は、きらめく光が、遠く離れた西部ネバダ(Nevada)州やアリゾナ(Arizona)州からも見えたとし、当局に問い合わせの電話が殺到したと報じた。

 世界の終わりだと預言する人たちが現れるに至ってようやく、当局は事の真相を明らかにした。

 米海軍のライアン・ペリー(Ryan Perry)中佐は米メディアに宛てた声明で、「Navy Strategic Systems Programs(米海軍戦略システムプログラム)は、南カリフォルニア(Southern California)沿岸沖の試験場で、オハイオ級戦略ミサイル原子力潜水艦(Ohio Class SSBN)ケンタッキー(USS Kentucky)から、予定されていたトライデント(Trident)II(D5)ミサイルの発射試験を行った」と発表。「試験は予定されいたもので、システム評価テストの一環」だと述べた。(c)AFP