【11月7日 AFP】サッカー元フランス代表のMFフランク・リベリ(Franck Ribery)の弁護士は6日、クライオセラピー(凍結療法)で女性が死亡したニュースで同選手の写真を使用した米テレビ局のCNNに対し、賠償金として150万ドル(約1億8000万円)の支払いを求めていることを明かした。

 CNNは先月28日、米ネバダ(Nevada)州にあるサロンのクライオセラピー装置の中でチェルシー・エイクサルバシオン(Chelsea Ake-Salvacion)さん(24)が死亡したニュースを報じたが、その中でリベリが同様の装置に入っている写真を使用した。

 リベリの弁護士カルロ・アルベルト・ブルサ(Carlo Alberto Brusa)氏は、「(今回の訴訟は)写真が使用されたことにより、フランク・リベリ氏とクライオセラピーでの女性の死が関連があるように報じられたことが原因です」とコメントしている。

「世界的に有名なサッカー選手であり、元フランス代表でもあるフランク・リベリ氏は、この写真の使用に関し一切の許可も同意もしていません」

 ブルサ氏は、写真の使用は人権、肖像権の侵害であり、違法行為をした団体にはリベリとその家族が被った損害に対し補償する義務と責任があるとしている。(c)AFP