【11月5日 AFP】15-16フィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズ第3戦の中国杯(Audi Cup of China 2015)では、世界選手権(ISU World Figure Skating Championships)を3度制している女王・浅田真央(Mao Asada)が待望のGPシリーズ復帰を果たす。

 トリプルアクセルを武器にする25歳の浅田は、昨年の世界選手権で金メダルを獲得した後、1年間の休養を表明した。

 10年前の中国杯でGPシリーズ初出場を飾った浅田は、デビュー戦で銀メダルを獲得すると、それからシリーズ通算14回の優勝を果たしている。

 北京(Beijing)に到着した浅田は、「今の調子は悪くないと思う」とすると、初出場から「10年経っていることにすごくびっくり」とコメントした。

 また、「立場的にも全然違うし、いろんなことを経験してきたなという感じ」とこの10年間を振り返っている。

 中国杯では、浅田の前にロシアのエレーナ・ラディオノワ(Elena Radionova)が立ちはだかる。ラディオノワは、今年の欧州選手権(ISU European Figure Skating Championships 2015)で銀メダルを獲得しているほか、世界選手権でも3位に入った。

 男子シングルでは、スペインのハビエル・フェルナンデス(Javier Fernandez)が世界選手権を制したのと同じ中国に戻り、ベテランのセルゲイ・ボロノフ(Sergei Voronov、ロシア)らとタイトルを争うことになる。(c)AFP