【11月5日 AFP】カナダの総選挙で大勝した自由党(Liberal Party)のジャスティン・トルドー(Justin Trudeau)党首が4日、首相に就任した。トルドー首相は43歳で、同国史上2番目に若い首相となる。

 10月19日の総選挙では、トルドー党首率いる自由党が地滑り的勝利を収めた一方、スティーブン・ハーパー(Stephen Harper)前首相(56)率いる保守党(Conservative Party)は惨敗を喫した。

 トルドー首相は同日、新閣僚を発表。自身を除く閣僚30人は男女半数ずつとなり、ベテランや若手がバランス良く配置された。また、先住民の血を引くジョディ・ウィルソン・レイブルド(Jody Wilson-Raybould)氏が、先住民としては同国で初めて法務相に任命された他、アフガニスタンから難民としてカナダに移住したマリアム・モンセフ(Maryam Monsef)氏(30)も、最年少の閣僚として入閣した。

 バーテンダーの経験もあるトルドー首相は、「現代カナダの父」と目され今も人気が高い元首相、故ピエール・トルドー(Pierre Trudeau)氏を父に持つ。(c)AFP/Michel COMTE