【11月6日 AFP】男子テニス、パリ・マスターズ(BNP Paribas Masters 2015)は5日、シングルス3回戦が行われ、大会第6シードの錦織圭(Kei Nishikori)は第10シードのリシャール・ガスケ(Richard Gasquet、フランス)と対戦したが、6-7、1-4となったところで棄権を申し出た。

 腰部とわき腹の痛みで棄権した錦織だが、15日開幕のATPワールドツアー・ファイナル(ATP World Tour Finals 2015)までには調子を戻したいとしている。

 肩の故障で先週のスイス・インドア(Swiss Indoors Basel 2015)を欠場した錦織は、「第1セットの後、わき腹に違和感があった。サーブを100%の力で打つことができなかった」と明かしている。

「100%の状態でなければ、リシャールに勝つことは難しいので、プレーを続行しないことにしました」

「2~3日で良くなるでしょう。後で確認しますが、数日間は様子をみることになりそうです」

 昨年の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2014)で準優勝を飾り、トップ10の常連となった錦織は、今季ツアー3勝を挙げるなど、安定して成績を残せるようになってきた。

 それでもアジアナンバーワンの錦織は、今シーズンの過密スケジュールが、体に影響し始めているのかもしれないと述べている。

「今年は多くの試合を行っているので、ここ数か月で痛みが出始めたのかもしれません。まだ100%の状態ではありません」

「でも、今日はコートで良いテニスができたし、とても満足しています」

「ロンドン(London)でのツアー・ファイナルに向けて、回復しなければなりません。あと1大会なので、すぐにリカバリーしてまた戦いたいと思います」

(c)AFP