【11月4日 AFP】エジプトのシナイ半島(Sinai Peninsula)で先月31日に墜落したロシア旅客機について、調査当局は3日、同機から回収した2つのブラックボックスの分析を開始した。

 ブラックボックスには2種類ある。一つはフライトレコーダー(飛行記録装置)、もう一つはボイスレコーダー(音声記録装置)だ。エジプト民間航空省当局者はAFPに対し、これら2つの分析が同日正午(日本時間午後7時)ごろ始まったと明かした。

 複数の情報筋によると、ブラックボックスの記録が損傷を受けていた場合、分析に数週間から数か月かかる可能性もあるという。また同日には、ロシア政府が設置した事故調査委員会も会議を開くことになっていた。(c)AFP/Emmanuel Giroud and Mona Salem