【11月2日 Relaxnews】エジプト人と外国人で編成した専門家チームが先月25日、ピラミッドの秘密を解明する新たな調査を開始した。調査には4つのピラミッドの内部での未知の小部屋の捜索も含まれている。

 エジプト、フランス、カナダ、日本の建築家や科学者らが、いずれもエジプトの首都カイロ(Cairo)の南に位置するギザ(Giza)とダハシュール(Dahshur)でそれぞれ2つのピラミッドを最新の赤外線技術と高性能レーダー探知機を用いて調査する。

 エジプトのマムドゥフ・ダマティ(Mamduh al-Damaty)考古相は記者会見で、「特別チームはこれまでに発見されていない小部屋や秘密がまだあるかどうかを確認するためピラミッドを調査する」と述べた。

 これまでに考古学者や科学者らがピラミッドの謎を解明しようと数多くの調査を行ってきたが、そもそもどのようにしてピラミッドが建設されたのかについては依然として具体的な理論が導き出せずにいる。

「スキャンピラミッド(Scan Pyramids)」と呼ばれるこの調査プロジェクトは2016年末まで続けられる予定。(c)Relaxnews/AFPBB News