【11月2日 AFP】15-16イタリア・セリエAは1日、第11節の試合が行われ、フィオレンティーナ(Fiorentina)が4-1でフロジノーネ・カルチョ(Frosinone Calcio)に勝利し、リーグ首位の座に再び返り咲いた。

 好調のナポリ(SSC Napoli)がジェノア(Genoa CFC)とスコアレスドローに終わり、首位浮上の機会を逃すなか、フィオレンティーナはインテル(Inter Milan)と勝ち点で並び、得失点差で首位に立った。

 パウロ・ソウザ(Paulo Sousa)監督が指揮を執るフィオレンティーナは、本拠地アルテミオ・フランキ(Artemio-Franchi Stadium)にフロジノーネを迎え、前半だけで4得点を奪った。

 ソウザ監督はこの試合で先発メンバー数人を入れ替え、チーム得点王のニコラ・カリニッチ(Nikola Kalinic)を温存し、クマ・ババカル(Khouma Babacar)の後方にマティアス・フェルナンデス(Matias Fernandez)を配置した。

 フィオレンティーナは前半24分、アンテ・レビッチ(Ante Rebic)のクロスがポスト内側に当たってゴールに入り、幸運な形で先制点を奪うと、同29分にはゴンサロ・ロドリゲス(Gonzalo Rodriguez)がバックヒールで追加点を挙げた。

 さらにフィオレンティーナは、クマ・ババカル(Khouma Babacar)のPKでリードを広げると、最後はマリオ・スアレス(Mario Suarez)が、フロジノーネの選手からボールを奪取して楽々とゴールを決めた。

 一方、昇格組のフロジノーネは、大量リードを手にしたフィオレンティーナがペースを落とした後半に反撃したものの、終盤にアレッサンドロ・フラーラ(Alessandro Frara)が1点を返すのがやっとだった。(c)AFP