【10月27日 AFP】現役引退を控える男子テニスのレイトン・ヒューイット(Lleyton Hewitt)が、ワリー・マズア(Wally Masur)暫定監督の後任として、国別対抗戦のデビスカップ(Davis Cup)で、母国オーストラリア代表を率いることになった。27日に発表された。

 20大会連続の出場となる来年1月の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2016)で、現役を退くことになっている34歳のヒューイットは、パット・ラフター(Pat Rafter)元監督の退任以降、指揮官の座を継ぐことが確実視されていた。マズア氏は、ヒューイットの準備が整うまで、暫定的に指揮を執ることで合意していた。

 ヒューイットは、ニール・フレーザー(Neale Fraser)氏やジョン・ニューカム(John Newcombe)氏、ラフター氏といったオーストラリアの名選手と同じ道を歩み、戦後最年少の監督になる。

 メルボルンパーク(Melbourne Park)に姿をみせたヒューイットは、「デビスカップの歴代監督の中でも、指折りの実力者と共に働けたことは幸運だった」とすると、「若手選手に自分の経験を教え込めるかにかかっていると思う」と語った。

 ヒューイットはデビスカップに40回以上出場し、史上最長となる17年間チームに所属した。これからは、オーストラリアのバーナード・トミック(Bernard Tomic)、ニック・キリオス(Nick Kyrgios)、タナシ・コキナキス(Thanasi Kokkinakis)といった若手の面倒を見ていくことになる。

 現在、豪テニス協会(Tennis Australia)でパフォーマンスディレクターを務めるラフター氏は、情熱こそがヒューイットの財産だと話している。

「彼はキャリアを通して情熱を失ったことがないし、これからも消えることはないだろう」

 指揮官ヒューイットの初陣は、来年3月のワールドグループ1回戦で、米国を迎え撃つ試合になる。

 オーストラリアは今年、ヒューイットの活躍もあってワールドグループ準決勝に駒を進めたが、アンディ・マレー(Andy Murray)を擁する英国に敗れ、決勝進出はならなかった。(c)AFP