【10月28日 AFP】15MLBは27日、ワールドシリーズ(7回戦制)が開幕し、カンザスシティ・ロイヤルズ(Kansas City Royals)はエリック・ホズマー(Eric Hosmer)の犠飛が決勝打となり、ニューヨーク・メッツ(New York Mets)から5-4でサヨナラ勝ちを収め、延長14回まで及んだ激戦を制した。

 今回で通算111回目を迎えたワールドシリーズの第1戦は初回、ロイヤルズのアルシデス・エスコバー(Alcides Escobar)が、同シリーズでは86年ぶりとなるランニング本塁打を放ち、これから始まる激闘の幕を開けた。 

 そしてロイヤルズは9回裏、アレックス・ゴードン(Alex Gordon)の劇的な本塁打で4-4の同点に追いつき、試合はそのまま延長戦に突入した。

 迎えた延長14回、ロイヤルズはメッツの三塁手デビッド・ライト(David Wright)の送球エラーで出塁したエスコバーが、続くベン・ゾブリスト(Ben Zobrist)の安打で三塁まで進むと、ホズマーの犠飛で決勝点を奪い、4万320人の観衆が見守った試合は、シリーズ史上最長に並ぶ延長14回で決着がついた。

 シリーズ第2戦は、引き続きロイヤルズのホームで行われ、舞台はその後、メッツが拠点を置く米ニューヨーク(New York)に場所を移す。

 ワールドシリーズでは、第1戦の勝者が62パーセントの確率でタイトルを獲得しており、過去12年間では初戦の先勝した11チームが頂点に立っている。(c)AFP