【10月26日 AFP】パレスチナ自治区ヨルダン川西岸(West Bank)のイスラエル入植地で25日、イスラエル国境警察の警察官を刃物で刺そうとしたとされる17歳のパレスチナ人少女が射殺された。同地域ではこの他にも刃物を使った襲撃事件が相次ぎ、イスラエル人2人が負傷した。警察が発表した。

 またパレスチナ治安当局筋によると、さらにオリーブの摘み取りをしていたパレスチナ人男性1人がイスラエル人入植者に数回にわたり銃撃され、重傷を負った。

 イスラエルとパレスチナの間ではこのところ暴力事件が急増しており、「インティファーダ(パレスチナ住民による反イスラエル闘争)」の再来を懸念する声が上がっている。今月上旬以降、イスラム教とユダヤ教の双方にとって聖地とさるエルサレム(Jerusalem)のアルアクサ・モスク(Al-Aqsa Mosque)の扱いをめぐり緊張が続き、刃物による襲撃や発砲事件、抗議活動がほぼ連日起きている。(c)AFP