【10月20日 AFP】米西部アリゾナ(Arizona)州トゥームストーン(Tombstone)で18日、西部開拓時代の銃撃戦を再現するショーの最中に出演者の1人が実弾で撃たれる事件が起きた。

 この日、「トゥームストーン自警団(Tombstone Vigilantes)」のメンバーらは、観光客約1000人の前で銃撃戦の場面を演じていた。

 AFPの取材に答えたトゥームストーンの保安官によれば、遅刻してきた役者の1人が、自分の銃に空砲が込められていることを確認せずにショーに出演し、仲間の役者と対決シーンを演じたという。

「相手が発砲すると、ケン・カーティス(Ken Curtis)さんは地面に倒れた。脚の付け根部分を撃たれていた」と保安官は話した。

 カーティスさんは18日に手術を受け、19日に退院する見込み。また、ショーを見ていた女性1人も弾が首をかすめたが、手当てを受けることは断ったという。

 保安官によれば、実弾入りの銃を発砲した役者は、なぜ自分の銃に実弾が込められていたのか分からないと答えているという。(c)AFP