インテル、エティハド航空とシャツのスポンサー契約へ―伊報道
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【10月19日 AFP】イタリア・セリエAの強豪インテル(Inter Milan)が、アラブ首長国連邦(UAE)のエティハド航空(Etihad Airways)とシャツのスポンサー契約を結び、今後5年間は資金面で大きな援助を得られることになると、イタリアメディアが報じている。
ガゼッタ・デロ・スポルト(Gazzetta dello Sport)の報道によると、インテルは伊タイヤメーカーのピレリ(Pirelli)に代わり、エティハド航空と5年総額1億2500万ユーロ(約170億円)のスポンサー契約を結ぶとされている。
エティハド航空は、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ(Manchester City)のスポンサーも務めており、伊アリタリア(Alitalia)航空に49パーセント出資している。
報道ではまた、インテルの元会長マッシモ・モラッティ(Massimo Moratti)氏が、クラブに対して「別れを告げる日が近い」としている。
モラッティ氏は先日、インドネシア出身の実業家で大株主のエリック・トヒル(Erick Thohir)会長と会談を行っており、同氏が現在約30パーセント保有しているクラブの株を手放す用意ができたのではないかと推測されている。
そして複数の報道では、エティハド航空とみられているUAEの投資家が、モラッティ氏の保有するクラブの株を購入する準備を整えたと伝えている。
シャツのスポンサー契約が成立すれば、インテルの指揮を執るロベルト・マンチーニ(Roberto Mancini)監督にとって大きな後押しになるだろう。
インテルは現在、約20年間スポンサーを務めたピレリと年間1200万ユーロ(約16億円)の契約を結んでいるが、今季終了後に満了を迎える。
セリエAではユベントス(Juventus)がジープ(Jeep)、ACミラン(AC Milan)がエミレーツ(Emirates)のロゴをシャツに入れることで、それぞれ年間1700万ユーロ(約23億円)のスポンサー料を手にしている。(c)AFP