【10月17日 AFP】職務停止処分を受けている国際サッカー連盟(FIFA)のジョセフ・ゼップ・ブラッター(Joseph Sepp Blatter)会長は16日、欧州サッカー連盟(UEFA)のミシェル・プラティニ(Michel Platini)会長への約200万ドル(約2億4000万円)の支払いは、「紳士協定」だったと語った。

 ブラッター会長はスイスのメディアRROTVに対し、「プラティニとの契約、紳士協定だった」と明かした。

「それが実行された。この件については捜査がされているので、これ以上の詳細は語れない」

 この契約が規定にのっとったものだったかと率直に問われたブラッター会長は「もちろんそうだ。規則にのっとったものだった」と返答した。

 プラティニ会長は、過去のコンサルタント業務の報酬として、2011年に約200万ドルをブラッター会長から受け取ったことで捜査を受けている。

 汚職事件で捜査を受けたブラッター会長とプラティニ会長は、FIFAの倫理委員会から90日間の職務停止処分を受けている。

 その中でブラッター会長は、挑戦的にも自身が現在進行中の議論や捜査について議論する権利を有しているとした。

「サッカースタジアムに行く権利はないが、誰とでもしゃべる権利はある。職務停止となっただけで、傍観者ではない」

 ブラッター会長は現在でも、来年2月26日に行われるFIFA総会に出席を試みようとしている。

「私のゴールは、総会で議長を務めること。お預けにされることはないと固く信じている」

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