【10月16日 AFP】台湾・台北(Taipei)郊外の遊園地「八仙水上楽園(Formosa Fun Coast)」で今年6月、イベント中にカラーパウダーが発火して12人が死亡、数百人が負傷した火災で、台湾の検察当局は16日、イベント会社所有者の呂忠吉(Lu Chung-chi)被告を業務上過失致死罪などで起訴した。

 火災をめぐっては遊園地の運営会社の会長や代表ら9人が取り調べを受けていたが、検察当局は呂被告のみを起訴した。有罪になれば、最高で懲役5年が言い渡される。

 検察当局によると、カラーパウダーの発火点は500度だが、ステージ上の照明器具の温度は最も高いところで1000度に達していた。照明に吸い込まれたカラーパウダーが発火し、器具の換気口ごしに炎が放出されたという。

 イベントには18~25歳を中心に約1000人が参加していたが、火災発生とともに会場は悪夢の光景となった。動画には、逃げ出そうとする人々が叫び声をあげながら走る姿が写っていた。

 火災では500人近くが負傷。そのうち200人以上が全身の9割にやけどを負うなどの重傷で、事故後の数週間で12人が死亡した。世界中から専門家が呼び集められ治療や皮膚移植が行われたが、現在も71人が入院中で、うち10人が重体となっている。(c)AFP