【10月15日 AFP】欧州サッカー連盟(UEFA)は14日、2016年にフランスで行われる欧州選手権(UEFA Euro 2016)のシード分けを発表し、イングランドがトップシードとなるポット1に入った一方で、イタリアはポット2に組み入れられた。

 UEFAは、独自の係数を使って地域内のチームにランキングを付けており、今回は、前回の欧州選手権(UEFA Euro 2012)、昨年のW杯ブラジル大会(2014 World Cup)、そして今回の欧州選手権の予選の成績に基づいてシードを決定した。

 その結果、イングランドが開催国フランス、大会連覇中のスペイン、W杯王者ドイツ、ポルトガル、ベルギーとともに、最上位シードとなるポット1に振り分けられることが決まった。

 本大会の組み合わせは、24の出場チームが出そろったあとの12月12日、パリ(Paris)で行われる組み合わせ抽選会で決定する。

 ポット2には、イタリアのほかロシア、スイス、オーストリア、クロアチアなどが入り、一方で初の本大会出場を勝ち取ったウェールズ、北アイルランド、アイスランド、アルバニアは、最下位シードとなるポット4に入ることが決まった。

 ポット分けはすべて確定したわけではなく、今後のプレーオフの結果次第で、入れ替わる部分がある。

 プレーオフにはボスニア・ヘルツェゴビナ、ウクライナ、スウェーデン、ハンガリー、デンマーク、アイルランド、ノルウェー、スロベニアが勝ち残っており、残る4つの出場枠をかけて争うこととなる。こちらの対戦カードは、18日の抽選会で決定する。

 現時点でのポット分けは以下の通り。

■ポット1:フランス(開催国)、スペイン(前回優勝国)、ドイツ、イングランド、ポルトガル、ベルギー

■ポット2:イタリア、ロシア、スイス、オーストリア、クロアチア、チェコ(チェコはプレーオフ終了まで未確定)

■ポット3:ポーランド、ルーマニア、スロバキア、トルコ(以上すべて、プレーオフ終了までは未確定)、プレーオフ勝者から2か国

■ポット4:アイスランド、ウェールズ、アルバニア、北アイルランド、プレーオフ勝者から2か国

(c)AFP