【10月14日 AFP】男子テニスのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は13日、来季はリオデジャネイロ五輪を中心に据えた日程になるだろうと明かした。

 10個の四大大会(グランドスラム)タイトルに加え、五輪の金メダルをコレクションに入れたいと考えているジョコビッチは、すでに来季のスケジュールを調整しており、リオ五輪を主要目標にしているという。

 また、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2016)と五輪の間に予定されている国別対抗戦デビスカップ(Davis Cup 2016)のワールドグループ準々決勝については、欠場する方向で考えていると明かした。

 上海マスターズ(2015 Shanghai Rolex Masters)の会場で会見に臨んだジョコビッチは、「誰だって五輪に出場することを考えている。僕も例外ではない。何としても五輪のセルビア代表になりたいと思っている」と述べた。

「五輪は来季のハイライトの一つで、優先順位も高い。母国のためにメダルを勝ち取りたいし、そのためにできることは何でもする覚悟だ」

 2008年の北京五輪でシングルスの銅メダルを獲得しているジョコビッチは、4年後のロンドン五輪で、アンディ・マレー(Andy Murray、英国)に敗れて3位決定戦に回ると、そこでもファン・マルティン・デルポトロ(Juan Martin Del Potro、アルゼンチン)の前に屈し、銅メダルを逃した。

 ジョコビッチは、「(デ杯の)準々決勝に出場するトップ選手がいたら驚きだ。でも、そのときが来るまでは分からない」とすると、「デビスカップは、テニスで代表チームが出場する唯一のものだから、とても重要な大会だ。でも、五輪とデビスカップのどちらに出場するのかは、いろいろな考えがあっての決断になる。何が起こるかはまだ分からないけどね」と締めくくった。(c)AFP