【10月13日 AFP】15MLBは12日、プレーオフのナ・リーグ地区シリーズ(5回戦制)が行われ、シカゴ・カブス(Chicago Cubs)は8-6でセントルイス・カージナルス(St. Louis Cardinals)に競り勝ち、リーグ優勝決定戦進出に王手をかけた。

 107年ぶりのワールドシリーズ制覇を目指すカブスは、カイル・シュワバー(Kyle Schwarber)、スターリン・カストロ(Starlin Castro)、クリス・ブライアント(Kris Bryant)、アンソニー・リゾ(Anthony Rizzo)、ホルヘ・ソレーア(Jorge Soler)、そしてデクスター・ファウラー(Dexter Fowler)が本塁打を放ち、プレーオフ史上最多となる1試合6本塁打を記録した。

 これでシリーズの戦績を2勝1敗としたカブスは、13日に本拠地で行われる第4戦で勝利すればナ・リーグ優勝決定戦に駒を進め、ワールドシリーズ進出を懸けてニューヨーク・メッツ(New York Mets)とロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)の勝者と対戦することになる。

 球団の象徴でもある本拠地リグレー・フィールド(Wrigley Field)に風が吹きすさぶ中、カブスは5回にブライアントの2点本塁打とリゾのソロ本塁打で3点を挙げて5-2とリードした。

 対するカージナルスも、6回にカブスの先発ジェイク・アリエッタ(Jake Arrieta)からジェイソン・ヘイワード(Jason Heyward)が2点本塁打を放ち1点差に詰め寄った。

 しかし、カブスはその裏にソレーアが初球をたたいてお返しの一発を放ち、クリス・コグラン(Chris Coghlan)と共にダイヤモンドを一周。さらに8回には、ファウラーがプレーオフ史上最多となるこの試合6本目の本塁打を記録して8-4と突き放した。

 対するカージナルスも9回二死からステファン・ピスコティー(Stephen Piscotty)が2点本塁打を放って差を縮め、粘りをみせた。(c)AFP