【10月12日 AFP】サウジアラビア西部にあるイスラム教の聖地メッカ(Mecca)近郊で先月、大巡礼「ハッジ(Hajj)」の最中に大勢の巡礼者が死亡した事故で、各国当局の発表を集計した結果、死者は少なくとも1535人となり、過去最悪の事故となることが明らかになった。

 サウジアラビア政府は9月24日の事故の2日後に769人が死亡したと発表して以来、最新の合計死者数や国籍別の死者数を公表していない。

 また事故後、数百人の巡礼者の安否が不明となったままだ。

 しかし、犠牲者が出た国の多くは死亡した巡礼者数を発表。AFPがこれを集計したところ、1990年にトンネル内で1426人の巡礼者が死亡したこれまでで最悪の事故より100人以上、上回る結果となった。(c)AFP