【10月11日 AFP】ラグビーW杯イングランド大会(Rugby World Cup 2015)は10日、プールBの試合が行われ、グレイグ・レイドロー(Greig Laidlaw)が値千金のトライを決めたスコットランドが、サモアを36-33で破り、日本の歴史的快挙といえる準々決勝進出の夢は断たれた。

 スコットランドの主将レイドローは、勝敗の行方を決定づけたトライのほかに5本のペナルティーゴールを決めるなど、自己最多となる26得点を記録した。

 スコットランドはレイドローのトライが決まり、残り時間約5分としたところで36-26までリードを広げると、サモアは終盤のトライで点差を縮めたものの、追いつくことはできなかった。

 この結果、日本は11日の試合で米国に勝利したとしても勝ち点でスコットランドを上回ることが不可能になり、スコットランドが南アフリカに次ぐプールBの2位で準々決勝進出を決めた。

 一方、敗れたサモアはプールBの4位に終わり、2019年のW杯日本大会に出場するには、同じ太平洋諸島のフィジー、トンガとともに予選を突破しなければならなくなった。(c)AFP