【10月10日 AFP】グアテマラ政府は9日、今月初めに首都近郊で起きた地滑りの死者が253人に達したと発表した。いまだ374人の行方が分からないままだという。

 イスラエル・レムス(Israel Lemus)副保健相によると、捜索活動は週末も続けられる見通しだが、12日に政府関係者が協議して今後の方針を決定するという。

 首都グアテマラ市(Guatemala City)の東方15キロにあるサンタ・カタリナ・ピヌラ(Santa Catarina Pinula)の地滑り現場では9日、新たに16人の遺体が発見された。しかし、国家災害対策調整委員会(CONRED)によれば、現地では再び地滑りが発生する恐れや伝染病の懸念、捜索隊の疲労などが指摘されており、捜索打ち切りにつながる可能性がある。

 サンタ・カタリナ・ピヌラの小村エル・カンブレーII(El Cambray II)では、家屋100戸以上が土砂に埋まった。CONREDによると390人近くが避難生活を送っている。(c)AFP