【10月10日 AFP】欧州選手権2016(UEFA Euro 2016)は9日、各地で予選が行われ、グループEのイングランドは2-0でエストニアを下し、予選9連勝を飾った。

 イングランドは同国歴代最多得点記録を更新したウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)を故障で欠き、ハリー・ケイン(Harry Kane)を前線の軸に据えたが、先制点を決めたのはストライカーとして存在感を高めているセオ・ウォルコット(Theo Walcott)だった。

 ウォルコットのゴールで先制したイングランドはその後、見せ場をほとんど作ることができなかったが、終盤にラヒーム・スターリング(Raheem Sterling)が追加点を決めて勝利を収めた。

 すでに本大会出場を決めているイングランドは、12日に行われるリトアニアとの最終戦で、史上6チーム目の予選全勝を目指す。

 この試合でトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)に所属する19歳のデレ・アリ(Delle Ali)を代表デビューさせたロイ・ホジソン(Roy Hodgson)監督は、「勝利はいつでも非常にポジティブだ。厳しい90分間になることは分かっていた」と語っている。

「もう2、3点奪うことができず不運だった。相手陣内でボールを保持したが、9戦全勝という結果がすべてだ」

 一方、イングランドに敗れたエストニアだが、同日の試合でスロベニアとリトアニアが引き分けたため、数字上では本大会出場の可能性がある3位に入るチャンスは残されている。(c)AFP/Tom WILLIAMS