【10月9日 AFP】イエメン西部の反政府勢力が掌握する町で7日夜、結婚式場が空爆を受け、医療関係者によると少なくとも28人が死亡、10人が負傷した。地元住民や反政府勢力は、空爆を行ったのはサウジアラビア主導の連合軍だと主張している。

 イエメンでは先週にも、結婚式場が連合軍によるとみられる空爆を受ける事件が起きたばかり。一方の連合軍は、これら2件の空爆への関与を否定している。

 地元住民によると、今回の空爆は、イエメンの首都サヌア(Sanaa)から南に100キロの位置にある西部ダマール(Dhamar)州の町で、数十人が祝いの席に集まっていた家を直撃した。

 先月28日には、紅海(Red Sea)沿岸都市モカ(Mokha)近郊で行われていた結婚式が、連合軍によるものとみられる空爆を受け、民間人少なくとも131人が死亡。サウジアラビアが率いる連合軍に対しては、イランが支援する反政府武装勢力フーシ派(Huthis)に対する空爆で民間人が巻き添えになっていると非難する声が高まっている。(c)AFP/Jamal al-Jabiri