【10月9日 AFP】男子テニス、楽天ジャパンオープン(Rakuten Japan Open Tennis Championships 2015)は8日、シングルス2回戦が行われ、大会第6シードのマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)は6-3、6-3でスティーブ・ジョンソン(Steve Johnson、米国)に勝利し、第2シードの錦織圭(Kei Nishikori)が待つ準々決勝へ駒を進めた。

 一方では、日本のメディアに「悪童か天才か」と紹介されたニック・キリオス(Nick Kyrgios、オーストラリア)が、6-4、6-2でロベルト・バウティスタ・アグト(Roberto Bautista Agut、スペイン)を下し、ベスト8進出を決めている。

 昨年の全米オープン(US Open Tennis Championships 2014)決勝で錦織を下したチリッチは、今年もニューヨーク(New York)で4強入りを果たしており、ジョンソンとの試合でもその勢いを見せつけた。

 チリッチは、チップ&チャージを主体としたプレーで第1セットを先取すると、ジョンソンはそのパワーとしたたかさにお手上げのようだった。

 絶妙なロブで第2セットの序盤にブレークしたチリッチは、ジョンソンのいら立ちと違反を誘発すると、パッシングショットと力強いフォアハンドで着々とポイントを重ね、1時間13分で試合に決着をつけた。

 今シーズン初、ツアー通算14度目の優勝を目指すチリッチは、「東京で初めてケイと対戦するのは、とても特別なことだ」とすると、「今年のシティ・オープン(Citi Open 2015)では接戦だったけど、ケイが勝利した。だから明日を楽しみにしている。今日のようなプレーができれば良いなと思う」とコメントした。

 ATPツアーで問題児扱いされているキリオスは、第2セットの序盤に股抜きのハーフボレーを決めるなど余裕でブレークすると、わずか56分で白星を挙げた。

 スタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)と恋人の関係について、侮辱的な発言をして罰金処分を科されたキリオスだが、今大会では決勝までワウリンカと対戦する可能性がない。

 優勝の可能性を聞かれたキリオスは、「あまり考えすぎないようにしたい」と答えると、「スタンやケイのように、四大大会(グランドスラム)で決勝進出経験のある素晴らしい選手がいるからね」と続けた。

 キリオスは最後に「自分は伏兵の一人だと思うが、成長していると感じる。何でも起こりうる気がする」と語り、次戦ではブノワ・ペール(Benoit Paire、フランス)と対戦する。(c)AFP/Alastair HIMMER