F1は年内に新オーナーを迎える、エクレストン会長が明かす
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【10月7日 AFP】FOA(Formula One Administration)のバーニー・エクレストン(Bernie Ecclestone)会長は6日、フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)が年内に新オーナーを迎える可能性があると発言した。
往年の名サッカー選手フランツ・ベッケンバウアー(Franz Beckenbauer)氏の呼びかけにより、オーストリアのキッツビューエル(Kitzbuehel)で行われた会議にビデオで参加したエクレストン会長は、年内に新オーナーが見つかるだろうと述べた。
「株主は近く、持ち株の一部、もしくはすべてを手放すことになるだろう。興味を示しているところは多くあって、今のところは3つ。近いうちに、その一つが買収に名乗りをあげるはずだ」
F1の商業面を統括するFOAのトップに立つ84歳のエクレストン会長は、新オーナーについて具体的な名前は出していない。エクレストン会長は、自身が保有する5%の株式を売却するつもりだとしているものの、現在の役職を離れるつもりはないという。
英経済紙フィナンシャル・タイムズ(Financial Times、FT)は6月、米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のマイアミ・ドルフィンズ(Miami Dolphins)を保有するスティーブン・ロス(Stephen M. Ross)オーナーと、カタール・スポーツ・インベストメンツ(Qatar Sports Investments、QSI)が、「CVC Capital Partners」から35.5%の株式を購入するつもりだと報じた。
サッカー仏リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-Germain、PSG)を買収したことで知られるQSIは、国際自動車連盟(FIA)と密接な関係を築こうとしている。
今も圧倒的な人気を誇るF1だが、順風満帆ではない。レッドブル(Red Bull)からメルセデスAMG(Mercedes AMG)の時代になったものの、1チームがレースを席巻するという体質は変わらず、観客数は下降の一途をたどっている。(c)AFP