【10月5日 AFP】(写真追加)南仏コートダジュール(French Riviera、フレンチリビエラ)では暴風雨とそれに伴う洪水のため、地元当局によると4日までに少なくとも17人が死亡した。4人が行方不明になっているという。

 高級リゾート地カンヌ(Cannes)やニース(Nice)、アンティーブ(Antibes)は、3日夜~4日未明にかけて3時間で最大180ミリの降雨に見舞われ、観光客に人気の華やかな通りは洪水でがれきの漂う川と化した。

 映画祭で知られるカンヌでは、濁流で車両が海に流されたという。被災地では通信が遮断されているほか、フランス国鉄(SNCF)によると鉄道や送電設備に深刻な被害が出ており、現在も約1万5000世帯が停電している。停電の影響は当初2万7000世帯70万人に及んだという。(c)AFP/Catherine MARCIANO, Francois BECKER