【10月5日 AFP】15-16イングランド・プレミアリーグは4日、第8節の試合が行われ、アーセナル(Arsenal)は3-0でマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)に快勝し、苦戦が続くアーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)監督を慰めた。

 先月29日に行われた欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2015-16)のグループリーグ第2節で、オリンピアコス(Olympiacos)相手に2-3の敗北を喫したアーセナル。同試合では、ベンゲル監督の采配が批判の的となり、グループ2連敗を喫したアーセナルの決勝トーナメント進出には黄信号がともってしまったものの、5日後のリーグ戦では、ユナイテッド相手に最高の結果を出した。

 この日は前半6分、メスト・エジル(Mesut Ozil)がアーロン・ラムジー(Aaron Ramsey)とのワンツーからエリア内に進入し深い位置から切り返すと、走り込んだアレクシス・サンチェス(Alexis Sanchez)が巧みなヒールで流し込み先制。

 そのわずか1分後には、セオ・ウォルコット(Theo Walcott)がエリア内左で抜け出しラストパス。すると、エジルが立ち尽くすGKダビド・デ・ヘア(David de Gea)を尻目にネットを揺らした。

 止まらないアーセナルは前半20分、ウォルコットのパスを受けたサンチェスがドリブルでDF3人をかわすと、18ヤード(16.5メートル)の距離からゴール右隅に突き刺した。

 プレミアリーグの試合で、ユナイテッドが前半20分のうちに3失点を記録するのは初めて。また、リーグ戦4連勝を逃したユナイテッドは、得失点差でアーセナルに次ぐ3位に後退した。(c)AFP