【10月4日 AFP】3日にバングラデシュ北部で日本人男性1人が銃撃され死亡した事件で、イスラム過激派組織「イスラム国(Islamic StateIS)」を名乗るグループがインターネット上に犯行声明を出した。同国の首都ダッカ(Dhaka)では先日、イタリア人が殺害され、その際にもISが犯行声明を出している。

 警察によると、被害者の氏名はホシ・クニオ(Kunio Hoshi)さん(66)で、現地時間3日午前10時30分(日本時間同日午後1時30分)ごろ、ランプル(Rangpur)地区カウニア(Kaunia)で三輪自転車タクシー「リキシャ」に乗っていたところを銃撃された。地元警察の幹部はAFPに対し、「男性が乗っていたリキシャは、バイクに乗った3人組の男に止められた」と語った。

 別の警察幹部によると、バイクに乗っていた3人のうち2人が拳銃を発砲し、被害者は胸部に2発の銃弾を受けた。残る1人は待機し、現場からバイクで逃走する態勢を整えていた。警察はこの事件で4人の事情聴取を行ったが、これまでのところ逮捕者はいないという。

 米民間情報機関「SITEインテリジェンス・グループ(SITE Intelligence Group)」によると、事件後、ツイッター(Twitter)に、ISを名乗るグループから犯行声明が出された。約1週間前にダッカの各国大使館が集中する地区では、援助機関に所属するイタリア人(50)が殺害されたが、ISはこの事件でも犯行声明を出した。

 警察によると、ホシさんはバングラデシュを何度も訪れ、ダッカの約300キロ北に位置するランプルで農業プロジェクトに携わっていたとされる。ホシさんの滞在先の大家はベンガル語紙プロトム・アロ(Prothom Alo)に対し、ホシさんは、カウニア近郊の村の土地を借りて牛の飼育に必要な牧草を栽培していたと話した。

 ダッカにある日本大使館の報道官がAFPに語ったところによると、大使館は被害者について情報収集を進めている。(c)AFP