【10月3日 AFP】ラグビーW杯イングランド大会(Rugby World Cup 2015)に臨む日本代表のエディー・ジョーンズ(Eddie Jones)ヘッドコーチ(HC)は2日、日本歴代最多キャップ数を持つ大野均(Hitoshi Ono)の桁外れのタフさの理由を明かし、一晩にビール10杯を飲むこともその一因だと語った。

 プールBの行方を大きく占う3日のサモア戦で代表通算96試合目の出場を果たす37歳の大野は、この試合で日本代表の最年長出場記録も更新する。

 ジョーンズHCは、「彼にとって96キャップ目になるが、信じられない偉業だ。そして96試合目は日本の最年長出場記録にもなる。東芝(現東芝ブレイブ・ルーパス<Toshiba Brave Lupus>、現在大野も所属)のフルバックだった村田(亙<Wataru Murata>)を抜く。東芝のマイクロチップに何かあるに違いない」

 ジョーンズHCは、2004年の韓国戦で代表デビューした大野が全ての現役選手や未来のラグビー選手のお手本だと語っている。

「強い子にしたいのなら(大野のように)酪農場で育て、毎朝新聞配達をさせ、毎晩10杯ビールを飲ませなければならないね。牛乳、新聞、ビールの一大ドキュメンタリーだ」

 日本は2019年W杯で開催国を務めることが決まっており、ジョーンズHCは以前から今大会で日本を準々決勝進出に導くという目標を掲げている。(c)AFP