【10月2日 AFP】1980年代に「ワン・モア・ナイト(One More Night)」や「見つめて欲しい(Against All Odds)」などの大ヒット曲で成功をおさめながら2011年に引退を表明した英ミュージシャンのフィル・コリンズ(Phil Collins)さん(64)が、米国で開かれるチャリティ・コンサートで一時的にカムバックを果たす。コンサートを主催するチャリティ団体「リトル・ドリームス・ファンデーション(Little Dreams Foundation)」が9月30日、明らかにした。

 リトル・ドリームス・ファンデーションは芸術やスポーツの分野で活躍を望む経済的に恵まれない若者たちの支援を目的に、コリンズさんと前妻のオリアンヌさんが創設した慈善基金。

 コリンズさんは、米フロリダ(Florida)州マイアミビーチ(Miami Beach)で12月12日に開かれるアコースティック・ガラコンサートのステージに登場し、コンサートの総監督も務めるという。

 2011年に引退を発表して以来、コリンズさんが舞台で歌うのはこのチャリティ・コンサートが初めて。2014年にもガラコンサートで歌う予定だったが、健康上の理由でキャンセルしている。

 ソロ時代のコリンズさんはアルバム1億枚以上を売り上げ、リードボーカル兼ドラマーだった英ロックバンド「ジェネシス(Genesis)」時代にもアルバム1億5000万枚を売り上げた。(c)AFP