■最終戦の出場権争奪戦へ

 コーチを務めるパトリック・ムラトグルー(Patrick Mouratoglou)氏は先日、モチベーションの下がったセレーナが、残りのシーズンを全休する可能性を明かしており、今回の発表も寝耳に水の出来事にはならなかった。

 武漢オープン(Wuhan Open 2015)に出場している姉のヴィーナス(Venus Williams、米国)は、セレーナには休む時間が必要だと語った。

「彼女はすべてを獲得した。だからプレーする気力がないときは、何らかの問題があるということ。ときには休まないとね」

「あの試合に勝利するのは、想像を超えるようなこと。心身共に厳しいことよ。私も同じ問題を抱えたことがある。何も手につかなくなるわ」

 女子テニス協会(WTA)のミッキー・ローラー(Micky Lawler)会長は、セレーナの欠場が、WTAツアー選手権に大きなダメージを与えるとしたものの、声明で「セレーナの健康状態が一番の優先事項です」と理解を示した。

「世界トップレベルのアスリートには、けがのリスクがつきもの。シンガポールのコートでセレーナが見られないのは残念ですが、早く回復してくれることを祈っています」

 セレーナの欠場は、中国オープンとWTAツアー選手権にとって大きな痛手になるが、年間ランキングのトップ8選手による最終戦の門戸がより多くの選手に開かれたことになる。

 マリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)も故障により中国オープン欠場を表明しており、このまま治療が長引けば、最終戦に向けて新たな出場権争奪戦が始まることになる。(c)AFP/Annabel SYMINGTON