【9月30日 AFP】(一部更新)中国の国営メディアによると、南部の広西チワン族自治区(Guangxi Zhuang Autonomous Region)で30日、15個の小包爆弾が爆発し、6人が死亡、数十人が負傷した。地元紙は政府庁舎や刑務所、ショッピングセンターなど少なくとも13か所で爆発があったと伝えている。

 中国国営の新華社(Xinhua)通信によると、爆発があったのは同自治区柳州(Liuzhou)市柳城(Liucheng)県とその周辺で、爆発物は速達便の小包に入っていたとみられており、既に救助隊員が活動を始めている。中国で30日は国慶節(建国記念日)の前日に当たる。

 インターネットに投稿された爆発現場を撮影したものとされる写真には、壊れた6階建てのビルや、ガラスの破片やれんがなどのがれきが散乱した道路などが写っている。ひっくり返った車や、包帯を巻かれて急ごしらえの担架で運ばれる負傷者、住宅地に上る灰色の煙を撮影した写真もあった。

 中国中央テレビ(CCTV)は現地の警察署長の話を引用する形で、爆発はいくつかの爆発物によって発生したもので、「犯罪だと考えられている」と伝えた。(c)AFP