【9月30日 AFP】15MLBは29日、各地で試合が行われ、クレイトン・カーショウ(Clayton Kershaw)が9回を投げきり、サンフランシスコ・ジャイアンツ(San Francisco Giants)の打線を完封したロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)が、ここ10年で6回目の地区優勝を飾った。

 カーショウは13奪三振を記録し、被安打はわずか1という完璧な投球で、敵地AT&Tパーク(AT&T Park)の観客を黙らせると、ドジャースは3年連続でナ・リーグ西地区のタイトルを獲得し、1988年以来のワールドシリーズ制覇を目指して、プレーオフに進出する。

 エンリケ・ヘルナンデス(Enrique Hernandez)、ジャスティン・ルジアーノ(Justin Ruggiano)、A.J.エリス(A.J. Ellis)が本塁打を放ち、味方打線の援護を受けたカーショウは、マディソン・バムガーナーMadison Bumgarner)との投げ合いを制した。

 ドジャースは、来月9日に開幕する地区シリーズ(5回戦制)で、ナ・リーグ東地区1位のニューヨーク・メッツ(New York Mets)と対戦する。

 ジャイアンツにとっては、またもや大成功を収めたシーズンの翌年に失速する結果となった。2010年、2012年、2014年にワールドシリーズを制しているジャイアンツだが、毎回、次のシーズンでプレーオフ進出を逃している。

 16勝7敗のカーショウは、今季の直接対決で何度もバムガーナーに苦杯をなめさせられていたが、最後の投げ合いで圧巻の勝利を収めた。

 この試合の結果、今季の奪三振が294に到達したカーショウは、自己最高となるシーズン300奪三振にあと一歩と迫っている。(c)AFP