【9月29日 AFP】女子テニスのザビーネ・リシキ(Sabine Lisicki、ドイツ)が28日、膝の故障のため、残りのシーズンを全休することになると述べた。

 2013年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2013)で決勝に進出した経験を持つリシキは、自身のフェイスブック(Facebook)で「できることはすべてやりましたが、膝の状態が万全ではありません」と明かした。

「今のところ、シーズン残りの大会はすべて欠場しようと思っています」

 全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2015)4回戦でシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)に敗れたリシキは、大会の序盤から膝の不調を訴えていた。

 リシキは、陸上のウサイン・ボルト(Usain Bolt、ジャマイカ)や、ドイツのサッカー選手なども診ているハンス=ヴィルヘルム・ミュラー=ヴォールファート(Hans-Wilhelm Mueller-Wohlfahrt)医師の診療を受けており、「先生たちやチームと共に、できるだけ早く復帰するため努力しています。遅くとも、新シーズン開幕には間に合わせる予定です」としている。

 今季は、BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2015)とエイゴン・クラシック(AEGON Classic 2015)で4強入りを果たしたリシキだが、四大大会(グランドスラム)では目だった成績を残すことができなかった。

 リシキは、初戦の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2015)で1回戦敗退に終わると、続く全仏オープンテニス(French Open 2015)とウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2015)では3回戦進出を果たしたが、2012年5月に到達した自己最高の世界ランク12位からは大きく後退し、現在は同28位に沈んでいる。(c)AFP