【9月27日 AFP】(記事更新)女子テニス、東レ・パンパシフィック・オープン(Toray Pan Pacific Open 2015)は27日、シングルス決勝が行われ、大会第7シードのアニエスカ・ラドワンスカ(Agnieszka Radwanska、ポーランド)は6-2、6-2で第8シードのベリンダ・ベンチッチ(Belinda Bencic、スイス)を下し、優勝を飾った。

 ラドワンスカは、大物食いをみせる10代のベンチッチの挑戦を退けた。今季初優勝、通算15勝目を飾ったラドワンスカは、世界ランキングトップ10に返り咲く見込みとなった。

 28日に発表されるランキングで5つ順位を上げ8位に浮上するラドワンスカは、シーズンの残りを上位8位までの選手のみが出場できるシンガポールでのWTAツアー選手権(BNP Paribas WTA Finals Singapore 2015)の出場枠獲得のために生かしていきたいと語った。

 2011年大会に続く優勝を飾ったラドワンスカは、「今日は最高のテニスができて本当にうれしい。ベリンダが私に200パーセントの力を出させるほど追い込んだ」と語った。

 正確なサーブをコートの隅に決めたラドワンスカは、ドロップショットや浮き球、パッシングショットを織り交ぜてベンチッチをコート内で走らせた。

 18歳の新星は、カロリーネ・ボズニアツキ(Caroline Wozniacki、デンマーク)との準決勝での奮闘が脚に負担をかけたと明かした。

 決勝への道のりでサマンサ・ストーサー(Samantha Stosur、オーストラリア)や第3シードのガルビネ・ムグルサ(Garbine Muguruza、スペイン)にも勝利したベンチッチは、「彼女(ラドワンスカ)はすべての面で上回っていた。それが、トップ選手の中で戦っていることを示しているのだと思う。彼女のようなプレーをするためには多くのことを学ばなくてはいけない。コート上の彼女はとても頭が切れる。彼女との試合は難しい」と振り返った。(c)AFP