【9月27日 AFP】15-16ドイツ・ブンデスリーガ1部は26日、第7節の試合が行われ、VfLボルフスブルク(VfL Wolfsburg)とハノーバー96(Hannover 96)は1-1で引き分けた。

 試合はボルフスブルクが前半40分、ダニエル・カリジウリ(Daniel Caligiuri)のクロスにバス・ドスト(Bas Dost)がニアサイドで合わせて先制した。

 しかし、対するハノーバーも後半12分、GKには防ぎようのない清武弘嗣(Hiroshi Kiyotake)の見事なボレーシュートが決まり、試合を引き分けに持ち込んだ。

 昨季はバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)に次ぐ2位に入り、ドイツカップ(German Cup 2014-15)を制したボルフスブルクだが、最下位のハノーバーを相手にこの日も勝ち点を落とし、現在の順位は4位にとどまっている。

 ボルフスブルクはまた、不正隠しが発覚し、窮地に立たされている独自動車大手フォルクスワーゲン(Volkswagen)がクラブのスポンサーを務めている。

 排ガス規制違反により、米国だけで180億ドル(約2兆1600億円)の制裁金を科される可能性もあるフォルクスワーゲンは、クラブに毎年推定1億ユーロのスポンサー料を提供しており、本拠地にもフォルクスワーゲン・アレーナ(Volkswagen Arena)の名が冠されている。

 ボルフスブルクのディーター・ヘッキング(Dieter Hecking)監督は、「見ての通り、今はわれわれの思うように事が運んでいないが、努力を続けるしかない」とコメントした。

 ボルフスブルクは30日に行われる欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2015-16)の試合で、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)と敵地オールド・トラフォード(Old Trafford)で対戦し、CSKAモスクワ(CSKA Moscow)を1-0で下した2週間前の試合に続き、グループリーグ連勝を目指す。(c)AFP