絶滅危惧種スマトラサイ、第2子を妊娠 インドネシア
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■保護の取り組み
マレーシアでは今年、スマトラサイの絶滅が宣言された。これを受け、野生生物の専門家らと保護論者らは、スマトラサイを救う取り組みを強化するための新たな計画の立案に取り組んでいる。
野生のサイについては、密猟者からの保護のさらなる徹底が不可欠であるとともに、孤立しているサイを他のサイが生息している地域に移動させるべきだと専門家らは指摘する。サイの移動は、ヘリコプターによる空輸が必要となるなど、複雑でコストがかかる取り組みになる。
これまで、飼育下でのスマトラサイの出産が記録された例は極めて少ない。スマトラサイ保護区や米シンシナティ動物園(Cincinnati Zoo)などの繁殖用施設でこれまでに誕生したスマトラサイはわずか4頭しかいない。
ラトゥの最初の子ども、アンダトゥ(Andatu)は2012年に同保護区で生まれた。インドネシアの環境・林業相は声明を発表し「アジアの繁殖用施設で140年以上ぶりのスマトラサイの誕生」と述べるとともに、今回の妊娠については「サイ種を救うための、約20年にわたる国際協力を象徴するものだ」と続けた。(c)AFP/Kerry SHERIDAN