【9月22日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)のアレックス・ファーガソン(Alex Ferguson)元監督は、新刊『Leading』の中で、2010年に退団の話が持ち上がったウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)に、自分の給与以上の報酬を支払うことは認めなかったと明かしている。

 ルーニーは当時、自身と目指す方向性が違うとクラブに不満を訴えたが、最終的には考えを改めて残留し、週給18万ポンドとも言われる金額でユナイテッドと5年契約を結んだ。

 それでも、ユナイテッドは当初提示したものより低い金額で、ルーニーとの契約を締結させたという。ファーガソン氏は、22日に発売された著書の中で、オーナーのグレーザー(Glazer)家と、当時のデヴィッド・ギル(David Gill)最高経営責任者(CEO)に対し、「私の倍額の給料をルーニーが稼ぐのはフェアではない」と提言したことを明かしている。

「簡単なことだ。どの選手も私より大金を稼ぐべきではないと話したんだ」

 ぎくしゃくした関係を修復できないまま、2013年に指揮官の退任を見届けたルーニーだが、現在のルイス・ファン・ハール(Louis van Gaal)監督からの信頼は厚く、主将に指名されている。

 ファーガソン氏は、2004年にルーニーをエバートン(Everton)から引き抜いた際、あらゆる手で移籍を阻止されたことも明かしており、最後は電話口にルーニーの母親まで出てきたという。

「最後のオファーを出した後、ケンライト(Bill Kenwright)会長がルーニーの母親を電話口に出して、『私の息子を盗まないで』と言わせたんだ」

 著書の中では他にも、2010年に問題児マリオ・バロテッリ(Mario Barwauh Balotelli)を獲得しようとしたことが明かされている。

「2010年に、マリオ・バロテッリを獲得したいという気持ちが芽生えたことがあった。才能はあるものの、問題続きのイタリア人ストライカーをね」

「イタリアの関係者をあたって、彼について下調べをしたところ、リスクが高すぎるということが判明した」

 バロテッリは結局、イタリア・セリエAのインテル(Inter Milan)からプレミアリーグのマンチェスター・シティ(Manchester City)に入団した。2013年にACミラン(AC Milan)に移籍した後、翌年にはリバプール(Liverpool FC)に加入したが、今季から再びミランへ復帰している。(c)AFP/Tom WILLIAMS