ナイジェリア北東部でボコ・ハラムが同時攻撃、54人死亡
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【9月22日 AFP】ナイジェリア北東部ボルノ(Borno)州の州都マイドゥグリ(Maiduguri)で20日夜、イスラム過激派組織「ボコ・ハラム(Boko Haram)」による爆弾などを使った複数の攻撃が同時発生し、警察によると少なくとも54人が死亡、90人が負傷した。
攻撃いよる爆発などに遭遇した住民らは、死者は85人に上ったと話している。ムハンマド・ブハリ(Muhammadu Buhari)大統領が就任して以降、最悪規模の犠牲者を出した攻撃となった。
この一連の攻撃では、モスク(礼拝所)にいたイスラム教徒や通行人、サッカーの試合をテレビ観戦していた人々らが死傷した。
軍と救助隊員らは、爆発は手製爆弾によるものとしているが、地元住民や警察の話によると、女1人による自爆攻撃もあったという。
ボコ・ハラムは2002年、マイドゥグリで結成された。同市は6年に及ぶ反乱の中心地となっており、今年5月29日にボコ・ハラム掃討を約束するブハリ大統領が就任して以来、繰り返し攻撃を受けている。AFPの独自集計によると、ボルノ州での襲撃事件を中心に、同日以降少なくとも1100人が死亡している。(c)AFP/Bukar HUSSAIN