【9月21日 AFP】15-16フランス・リーグ1は19日、第6節の試合が行われ、オリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)とオリンピック・リヨン(Olympique Lyon)は1-1で引き分けた。

 アレクサンドレ・ラカゼット(Alexandre Lacazette)の今季リーグ戦初得点で先制したリヨンだったが、退場者を出しながらもマルセイユが同点に追いつき、大荒れとなったスタッド・ヴェロドローム(Stade Velodrome)での試合は痛み分けに終わった。

 2シーズン前までマルセイユに所属し、ディナモ・モスクワ(Dynamo Moscow)を経て今季からリヨンに移籍したマチュー・ヴァルブエナ(Mathieu Valbuena)にとっては、久しぶりのヴェロドロームでの試合となったが、ファンはかつてのスターの帰還を歓迎せず、ヴァルブエナに罵声はおろか、ものをぶつけようとする観客もいた。

 さらにピッチ内でも、相手選手の激しいタックルを立て続けに浴びたヴァルブエナだったが、そうした逆境をものともせず、前半25分にはチームの先制点を演出した。

 ヴァルブエナの絶妙なスルーパスに抜け出したラカゼットが、マルセイユのGKスティーブ・マンダンダ(Steve Mandanda)と交錯して倒れると、主審はPKを指示した。両者の接触はほとんどなく、微妙な判定ではあったが、ラカゼットは落ち着いてキックを成功させた。

 昨季はクラブ記録となるリーグ戦27得点を記録し、リーグ年間最優秀選手にも輝いたラカゼットは、KAAヘント(KAA Gent)と対戦した16日の欧州チャンピオンズリーグ (UEFA Champions League 2015-16)でPKを外しており、9人の相手に1-1で引き分ける要因を作っていたが、今回はその埋め合わせをした形となった。

 さらにラカゼットは、その直後にもチャンスを迎え、マルセイユのDFラインの裏に完ぺきなタイミングで抜け出したものの、追加点を挙げることはできなかった。

 それでもリヨンは、前半終了間際にヴァルブエナに対して危険なスライディングタックルを仕掛けたロメーン・アレサンドリーニ(Romain Alessandrini)がレッドカードで一発退場となり、数的優位に立ってハーフタイムを迎えた。

 後半に入ると、スタンドから雨のようにものが投げ込まれたため、試合は20分ほど中断する事態になった。

 そして再開直後、マルセイユはCKから元マンチェスター・シティ(Manchester City)のカリム・レキク(Karim Rekik)がヘディングシュートを決め、同点に追いついた。

 リヨンは終盤に勝ち点3をもぎ取るチャンスを得たが、ヘント戦でも得点を決めたクリストフ・ジャレ(Christophe Jallet)のシュートはマンダンダの好セーブに阻まれ、ヴァルブエナの胸トラップからのボレーシュートはわずかに枠を外れた。 (c)AFP/Martyn WOOD