【9月21日 AFP】2016年米大統領選の共和党予備選候補者で支持率トップの不動産王ドナルド・トランプ(Donald Trump)氏が、16日に行われた同党候補者討論会の後で支持率を減らしたことが、最新の世論調査で明らかになった。

 20日発表の米テレビCNNと調査会社ORCインターナショナル(ORC International)の合同世論調査によると、共和党予備選候補者の支持率はトランプ氏が24%で依然として首位トップだが、今月初めの調査時からは8ポイント下がった。

 トランプ氏はCNNとの電話インタビューで、この結果に驚いたと言いながらも「重要なのは一番でっかいやつだけだ。わかるだろ。予備選投票だよ」と語った。

 これに対し、討論会後に支持率を伸ばして2位につけたのが、コンピューター大手ヒューレット・パッカード(Hewlett PackardHP)の元最高経営責任者(CEO)であるカーリー・フィオリーナ(Carly Fiorina)氏だ。

 フィオリーナ氏は、討論会で同氏の外見を侮辱するような発言をしたトランプ氏を冷静にやりこめ支持率を15%に伸ばした。これに3位の元脳外科医ベン・カーソン(Ben Carson)氏が肉迫している。(c)AFP