FIFA、バルク事務局長の職務停止 不正疑惑を調査
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【9月18日 AFP】(一部更新、写真追加)国際サッカー連盟(FIFA)は17日、不正行為に及んだ疑惑が浮上しているジェローム・バルク(Jerome Valcke)事務局長(54)の職務を停止し、調査を開始したと発表した。
2007年からジョセフ・ゼップ・ブラッター(Joseph Sepp Blatter)会長の右腕となっているバルク事務局長は、FIFAと2014年のW杯のチケット販売契約を結んだものの最終的に契約を破棄された企業のコンサルタントによって、水増しした価格でのチケット販売契約で不正に利益を得ていたとの疑惑が告発されていた。
これに対し、バルク事務局長の代理人を務める米国の弁護士は17日、「捏造(ねつぞう)された理不尽な」告発内容だと、疑惑を否定する声明を発表した。
■フィゲレド元副会長、米へ強制移送の可能性
一方、スイス司法省は17日、FIFA元副会長のエウヘニオ・フィゲレド(Eugenio Figueredo)被告の米国への移送を認めた。世界のサッカー界を激震させたこの事件で、米国へ強制移送される可能性が出てきたのはフィゲレド被告が初めて。
ウルグアイ出身のフィゲレド被告は、自らの影響力を悪用し、複数のスポーツマーケティング企業から数百万ドル(数億円)規模の賄賂を受け取ったとして、米司法省から起訴されている。
同被告は今年5月、ロレッタ・リンチ(Loretta Lynch)米司法長官による起訴に基づき、スイス・チューリヒ(Zurich)の高級ホテルで逮捕されたFIFA幹部7人のうちの一人。
この7人の中で、英領ケイマン諸島出身で同じく副会長を務めていたジェフリー・ウェブ(Jeffrey Webb)被告だけは自ら身柄引き渡しに応じ、7月に米へ移送されていた。残る6人はこれを拒否していた。
スイス司法省は声明で、「身柄引き渡しのためのあらゆる条件が満たされた」と述べた。フィゲレド被告は5日以内に異議を申し立てるかどうかの意思表示をし、正式に上訴する場合は30日以内に行わなければならない。
リンチ米司法長官は今週チューリヒで、スイスのミヒャエル・ラウバー(Michael Lauber)検事総長と会談。米で起訴された全員の身柄が引き渡されることを期待していると話していた。スイス側は残る5被告について、米の要請に応じるかどうか今月中に判断する見通しとなっている。(c)AFP